あの消えそうに燃えそうなワインボトルの心 ラベル知らず

8月にするワークショップで必要な道具があるのよ。

クッキーとかの生地を伸ばすために使う麺棒のようなもの。

粘土に使うから素材は木じゃなくてガラスかプラスチックがいいのよ。
粘土用の買うと一本$10とかするからもっと安く済ませたい!

で、ダイソーなんてニューヨークにはないから
何か代用できるものはないかなぁってググってたらさ、

あったわよ。

ワインボトルがいいんだって。


で、冷蔵庫から発掘してきました。 
ワインボトル。

多分そろそろ3年もの。
冷蔵庫の奥の奥、未開発の樹海の方にいるって噂で聞いてたの。

時々娘や相方から目撃情報も上がってきてて、
あの辺にいるらしいってのは知ってた。
情報は掴んでたけどあえて泳がしてたのよ。

ヤツの出番はまだだ!
もうちょっと待て!

って温めていた・・・いや、冷やしていた甲斐があってついに発掘と相成りました。

無事が確認できてよかったんだけどさ、
まずね、ラベルが消え去ってた。
色がピンクだからかろうじてロゼだってのはわかる。

それ以外の情報が全て忘れ去られてるわ。


大丈夫だろうか・・・・


そもそもなぜこの主はうちの冷蔵庫に住み着いたのか・・・

全く思い出せない。

自分で飲むように買うはずはないから
頂きものかな?
それとも来客用だったのか?

とりあえず今度はワインオープナーの捜索願を出しまして追跡開始

行方不明になってから7年経つと戸籍からも外されちゃうらしいよ。
どこにいるの?
って探してたら引き出しの奥の奥のまたこっちの樹海で発見して
おぉ 久しぶり!


で、開けるのが面倒だから相方が帰ってくるのを待つの。
普段はなんでもググって自分でやるけどたまにはか弱い女子を演じるのよ。

相方は仕事柄自分は飲まないのにボトルを開けるのはよくやるらしい。

わーい、おかえり〜〜開けて〜〜

とおねだりして開けてもらうのも女子の務めなのだ。
スコン!と開けてくれてグラスに注いでくれる。

ラベルを上に向けてつぐんだぜ〜 

みたいな豆知識を呟かせてあげるのも忘れない

だけどこの前キッチンの棚を支えてる爪のプラスチックの棒が折れて
新たに穴を開けなきゃいけない時に電動ドリルが使えなくて
結局私が全部やったのは内緒なの。


呟かせてあげるなんて痴がましいわ。私。

もっと謙虚にならなくちゃ!
電動ドリルの事を忘れてしまえば
今以上それ以上愛されるのにって玉置浩二も言ってたから
もう忘れる。

グラスに注がれた桃色の液体を光にかざして、

これもう酢になってるんじゃない?


って心配になったんだけど
これなんの罰ゲーム?
って気持ちでちょびっと飲む。

あーー まだ甘い〜
かんぱーい!

って二人ともソファで気絶して3時間後に目がさめるってお約束。
それが3週間前。


で、それ以来一向に減る様子のないこのワイン。
ボトルを8月のワークショップで使える日が来るのかどうか?!?!

酒乱! 母の失態は反面教師

飲み会のお誘いがママ友からありまして、そこに居合わせた娘の反応は

ダメ! ダメダメダメー!!! 絶対ママに飲ませないで!!
大変なことになるからぁぁぁぁ!!!!


というのも、以前カクテルを飲んじゃおうっかなって 血迷ったことがあって・・レストランなのに。
甘い味に惑わされ、一気に飲みのして 歩けないほど酔いつぶれてしまったのよ。

ワイハで、夕焼けで、砂浜で、バケーションだったもんで
全部海のせいってことにしていい?


本当ならすぐに寝たかったんだけどホテル帰らなきゃならないし、 でも千鳥足。 ろれつも回んないし、 自分でもやばいなぁってどっかに意識はあるものの、 体は言うことをきかない。 夜風になんとか励まされ、休み休みでようやく帰宅。
娘にはこの醜態を見せて相当怖い思いをさせてしまったのかなぁ
悪かったなぁって反省しましてね、
さっき聞いてみたんです。当人に。

ママが酔っ払った時心配した?って


ねぇママ、どんだけ私が大変だったかわかる?
なんか知らないけどずっと笑ってるし、
何聞いてもゲラゲラ笑うし、
真面目にすればするほど笑うし、
何がそんなにおかしいのかわかんない!

まっすぐ歩けないから私が引っ張ってたんだよ!!
それでも転びそうだから腰抱えて支えてたんだよ!!
部屋帰ったら靴とジャケット脱ぎ捨ててそのまま寝ようとするから、
私が着替えさせたんだよ!!!!!


メチャクチャ怒られました。
もう目一杯怒られました。
どっちが親?ってくらい怒られました。
心配する間もなかったらしい。
相方も水買いに行ったり、二日酔いの薬買ったり色々してくれてたんで
相当迷惑かけたようです。


自分で思ってたのとは何か違う・・・
もっと優雅に酔ってると思ってた・・・
ちょっと足元ふらついてる、くらいだと思ってた。
笑ってた?まさか?全く記憶にございません。

幽体脱離だな。 絶対。

あれは私の抜け殻よ。
ママじゃなかったのよ。って説明したんだけど
まず幽体脱離のくだりで意味わかんないって言われまして、
魂や心が体から抜け出て横で見てるんだよ、って説明したあたりで
ふざけてんの? みたいに睨まれまして、
あ、ここボケるとこと違うなって察しまして、
素直に謝りました。

その節はどうも申し訳ございませんでした。

ま、とりあえず酒は怖いってメッセージは伝わったと思う。
酒は身を滅ぼすってわかってくれたと思う。きっと。多分。I hope...


で、 大丈夫、お酒は飲ませないからってママ友から保障してもらったら

私ねぇ 前にねぇ お友達とお菓子をいっぱい、お腹いっぱい食べたらね、
酔っ払ったみたいに頭クラクラした。

迷いの森へと誘う 魅惑のポーション

私も相方もほとんど お酒が飲めないの。 

祝杯を上げる時にシャンペンとか回ってくるじゃない?
私あれで一杯で一晩粘れます。 
あの細いグラスに数センチの炭酸水でデロンデロンになれます。

こんな私でも相方の2倍は飲めるからすごくない?

だからさ、飲みたかったら家で飲むことにしてんのね。
ここなら酔いつぶれても安心です。って環境を作っておかないと
世間の皆様にご迷惑をかけることになるからさ。

でさ、相方がお土産にもらって帰ってきたの。 夏頃。
なんか大層な木の箱に入ってて高級感たっぷりな代物。

相方の大事な友人から頂いたものだし、年明けたし、寒いし、
ってことでちょっと飲みましょうってなったのよ。

グラスそれぞれに3センチくらい注いで、テレビつけて、
乾杯!



ってしたところまでは覚えてるの。 

目が覚めたらさ、寒い。

ここはどこ? 

家?

何があったの?

頭が重い・・・


「二人とも、ノックアウトで、朝の4時」 一句できました。


たっぷり5時間は過ぎてる。
相方のグラスにはまだ半分残ってるし、
ボトルの中の量も全く変わってないし、
おかわりした記憶ないし・・・
そんなに飲んでないはずなのにどうして?
ってボトル確かめました。 今更だけど。


濁り酒って書いてある・・・

清酒


アルコール 15度

レベル 15!!

私たちこんなボスキャラに戦い挑んじゃいけなかった
今まだレベル2くらいなのに・・・
もっとその辺で雑魚倒してからだった。
ルイーダで修行しなくちゃいけなかった。

瞬殺だったね・・・
会心の一撃食らってしまってたね・・・ ギガスラッ酒
そもそもグラスで挑んじゃいけなかった。
ちゃんとお猪口装備してチビチビやらなきゃいけなかった。



反省点いっぱいですが、
今後も全滅して教会で目覚めないように気をつけます。