トランプが壁を作らなきゃ国家予算を出さないって
公務員を人質にとっているアメリカですが、
壁はうちにあります!
もうあるの
作らないでいいのよ。
数ヶ月前に相方が映画館でよく見るデッカいダンボールのポスターを持って帰って来たのよ。
2メートル四方で後ろに立てれる様に足がついてるの。
ブレードランナーの新しいやつ
大の映画好きな彼はこれをリビングに飾りたいって言うの
えーーーーやだ
絶対やだ
これは自分のテリトリーに飾ってちょうだい
うちはお互いのテリトリーを確保してあって
それぞれ好きにやるというルールなのよ
相方の机の上がどんなにぐちゃぐちゃだろうか口出ししない
しない代わりに私の机も何も言わせないの
と言うわけで寝室の相方側エリアに壁(ポスター)がいます
ハリソンフォードが常にこっちを見てます
時々目があいます
みつめられてます
監視かもしれないです
夜中に起きるとちょっと怖いです
部屋がちょっと狭いです
相方が封筒どこいった?とか探してると
壁の裏じゃない?
あった!壁の脇だった!
って感じでだいぶ馴染んでるの
そしたらね、壁の裏に新聞の山が隠してあった
旅行中に買ったモロモロがそのまま置いてある
自転車も隠してあったわ
掃除機を置いてみたけど気づかれてないわ
もう今となっては壁は樹海を隠す必需品ね
未開拓のガラクタジャングルがあるから
もしかしたら新種の動物とかいるから
キノコくらいは生えてると思うの
でもね、私側にもちょっと怪しい場所があったわ
タンスとドレッサーの間に50cmほどの隙間があるんだけど
ここに箱やらカバンやら脱いだ服とか
とりあえず置いちゃうの
この隙間は私の路地
My Alley って愛を込めて呼んでるわ
この鞄どこにおく?
って聞かれたら
My Alley に置いといて!
って言うの。
His Wall and My Alley
壁と路地
これは男と女の戦いになるかもしれない!
そんな元旦にこんまり先生の新しい片付け番組がネットフリックスで始まったの
片付けの魔法の近藤麻理恵先生よ!
これ日本でもやってるのかしら?
大晦日前には大掃除って言うけど
大掃除と片付けは別物です。
まぁアメリカじゃ大掃除は春にやるもんだし
11月末のサンクスギビングあたりから
クリスマスと年末まで
ずっと12月いっぱいお祭りの様なもので
イベント多すぎて掃除どころじゃないのよ
食っちゃ寝、食っちゃ寝の繰り返しで
せっかくの失業ダイエットも元どおり!
ガーンこれが一番ショック。
でも美味しかったからなぁ
私の脂肪なんてどうでもいいわ!
で、こんまり先生の”Tidying up with Marie Kondo” 全話一気に見ました。
英語でこういうのは “Binge watch” って言うの
もうすっかり開花されて大片付け祭り開催中です
片付けを始めると家族に伝染するのよ
ソワソワさせるみたい
娘が自分から大量にオモチャを処分したわ
テストとかプリント系もゴッソリ出してきたの
そして相方は毎晩の様に自分の持ち物の言い訳をするの
この新聞の山は明日見るから!
この本棚も今週中にチェックするから!
聞いてもないのに己の片付けプランを報告してくれるの
別にどっちでもいいのに...
それよりハリソン壁どうにかならないかしら?
そろそろ見飽きたわ。って言うか、邪魔?
そろそろ退場して欲しいの。
そんな私も路地裏を撤去しました!
ふふふふふふ
この勝負、一歩リードを切ったわよ。
私の路地にはもう
潰れたダンボールも
空の紙袋も
着なくなった服の山も
使わなくなったダサい鞄も
全部なくなったんですから!!
さぁ この綺麗になった私のエリアを見るがいいわ!
これでもハリソン壁を野放しにできるとでも思ってるの?
やれるものならやって見なさい!
もっとソワソワさせてやるわ。
キッチンだって洗面所だってリネンクローゼットだって綺麗にしてやるわ!
でも実はハリソン壁より手強い相手がいるの。
ラスボスは画材とクラフト系
この辺は処分する気は毛頭もない
ええ!毛頭もないのよ!
絶対全部ときめくの。
まぁとりあえずここが最後だって事は分かってるわ
ハリソン壁貸してもらおうかなぁ・・・